障害年金申請を社労士に依頼する9つのメリットと注意点【費用や選び方も解説】
目次
参考:https://news.yahoo.co.jp/articles/ebbadf68853fcdbdf85fa50f1332f35834fa1dbc
最近、「障害年金の審査が厳しくなっている」という報道を目にされた方も多いのではないでしょうか。
実際、障害年金の不支給率は年々上がっているとも言われており、申請しても受給できないケースが増えているのが現状です。
表と記事は、障害年金の不支給決定が増加傾向にあることを報道しているものです。このような報道を目にされた方の中には、以下のような不安を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「一人で申請準備しているけど、これで本当に大丈夫…?」
「役所とのやり取り、ちゃんとできるか自信がない」
「体調もよくはないし、書類を見るだけでしんどい」
障害を抱えながらの生活は、先の見えない不安との闘いでもあると思います。障害年金は、そのような困難を抱えた方々の生活を支える、重要な制度です。
しかし、その申請手続きは非常に複雑で、専門知識がなければ、本来受給できるはずの年金が不支給になってしまうケースも少なくありません。
この記事では、これまで多くの方の障害年金申請をサポートしてきた専門家の視点から、あなたが今抱えているであろう疑問や不安にお答えします。
この記事を読めば、以下のことが全てわかります。
- 社労士に依頼するメリット・デメリット
- 気になる費用の相場と仕組み
- 社労士に依頼すべきかどうかの判断基準
- 後悔しない社労士の選び方
「自分も社労士に頼んだ方がいいのかな?」と迷っている方にとって、判断の材料になれば嬉しいです。
まず、あなたの状況をお聞かせください
「私の場合は、受給できる可能性がある?」「専門家に頼むべき?」
少しでも迷ったら、まずは当事務所の無料受給可能性診断をお試しください。簡単な質問にお答えいただくだけで、受給の可能性やおおよその年金額がわかります。
また、当事務所では無料相談を実施しております。障害年金について気になる方、障害年金申請を社労士に頼むことについて話を聞いてみたいという方はお気軽にご相談ください。無理な勧誘は一切ありませんので、安心してお問い合わせください。
社労士に依頼すべきか迷ったときの【3つの判断基準】
「自分でできるなら、費用をかけずに申請したい」と考えるのは当然のことです。 すべての方に社労士への依頼を推奨するわけではありません。
しかし、以下のようなケースに一つでも当てはまる場合は、専門家である社労士に相談することを強くお勧めします。
ケース1:書類作成や手続きに大きな不安やストレスを感じている
- 「膨大な書類を前に、何から手をつけていいかわからない」
- 「役所や病院とのやり取りを考えるだけで、気が重くなる」
- 「審査に落ちたらどうしよう、というプレッシャーを感じている」
障害年金の申請は、ただでさえ心身にご負担がある中で行う、非常にストレスのかかる作業です。そんな状態で申請を進めると、申請自体が遅れてしまったり、症状が悪化してしまうことも。
まずは体を休めることが最優先です。
ケース2:初診日の証明が難しい
障害年金の申請において、「初診日*」を証明することは、非常に重要です。しかし、こんなケースはありませんか?
でも
- 通っていた病院が閉院している
- 昔のカルテが残っていない
- 転院を繰り返していて、どの病院が初診か自分でもわからない
初診日の証明は、申請の中で最もつまずきやすいポイントです。私たち専門家は、カルテ以外の資料(第三者の証明、診察券、お薬手帳)などさまざまな資料を元に、初診日を証明するためのサポートを行います。
*障害の原因となった病気やケガで、初めて医師の診療を受けた日
ケース3:一度、不支給の決定を受けてしまった
ご自身で申請して不支給となった場合でも、諦めるのはまだ早いです。
不支給の理由を専門家が分析し、「審査請求」や「再審査請求」という不服申し立てを行うことで、受給できる可能性は十分にあります。
【メリット】障害年金申請を社労士に依頼する9つのメリット
上記のケースに当てはまる方は、ぜひ社労士への依頼を検討してみてください。ここでは、専門家に依頼することで得られる具体的なメリットを、私たちの実務経験に基づいてご紹介します。
メリット1:受給の可能性が飛躍的に高まる
社労士は、最新の認定基準や審査のポイントを熟知しています。あなたの状況を丁寧にヒアリングし、「どのように書類を整えれば受給につながるか」を逆算しながら、申請を進めます。
メリット2:「診断書」の精度が上がる
実は、障害年金の結果は診断書で9割決まるとも言われています。
ただ、医師が忙しく、普段の診察だけではあなたの困りごとが十分に伝わらないことも…私たちは、あなたの生活状況を丁寧にヒアリングし、医師に伝える「参考資料」を作成。
より正確で実態に沿った診断書の作成をサポートします。
メリット3:説得力のある「病歴・就労状況等申立書」を作成できる
日常の困難さを伝える大事な書類。
経験がないと、何をどう書けばいいか迷ってしまいますよね。
「どんな表現が審査官に伝わりやすいか」
「どう書くと事実が正確に伝わるか」
そういったポイントを抑えて、納得度の高い申立書を一緒に作成します。
メリット4:書類収集の負担を減らせる
申請には、住民票、戸籍謄本、課税証明書、年金手帳など、多くの書類が必要です。これらを体調が優れない中で、役所に何度も通うのはつらいことだと思います。委任状をいただければ、これらの書類の代理取得も行います。
メリット5:年金事務所とのやり取りを任せられる
申請準備中や申請後には、年金事務所から何度も問い合わせの電話があったり、追加書類の提出を求められたりすることがあります。こういった事務手続きも、社労士がすべて対応しますので、安心して治療に専念いただけます。
メリット6:精神的な負担が軽くなり、安心感が得られる
一人で手続きに向き合うのは、不安も大きいと思います。
でも、私たち社労士が伴走することで「相談できる人がいる安心感」が得られます。
メリット7:申請までのスピードが格段に上がる
ご自身で調べながら進めると、数ヶ月、場合によっては1年以上かかってしまうこともあります。専門家なら、最短ルートで申請まで進めるノウハウを持っていますので、結果的に年金を早く受け取れることに繋がります。
メリット8:不支給の場合も「不服申し立て」をすべきか判断できる
不支給や想定より低い等級で決定した場合でも、決定内容を精査し、受給可能性があると判断すれば、審査請求・再審査請求まで一貫してサポートします。
メリット9:遡及請求(さかのぼっての請求)の可能性も探ってもらえる
障害認定日から1年以上経過している場合、過去にさかのぼって最大5年分の年金を一括で受け取れる「遡及請求」という制度があります。
専門的な知識が必要ですが、私たちは遡及請求の可能性も視野に入れて、あなたにとって最善の請求方法を検討します。
【デメリット】依頼する前に知っておくべき3つのこと
もちろん、良いことばかりではありません。依頼する前に、デメリットもしっかりと理解し、納得しておくことが大切です。
デメリット1:費用がかかる
社労士に依頼すれば費用が発生します。料金体系は事務所によって様々ですが、一般的には「着手金」と「成功報酬」の組み合わせが多いです。 (詳しくは次の「4. 気になる費用は?」で解説します)
とはいえ、障害年金は継続して受給できる制度なので、費用以上の安心を得られる可能性が高いです。
デメリット2:社労士とのコミュニケーションが必要になる
全てを丸投げできるわけではなく、これまでの経緯や現在の状況について、詳細なヒアリングを受けていただく必要があります。体調によっては、それが負担に感じることもあるかもしれません。
【当事務所の対応】 当事務所は、依頼者の体調を最優先に考えて申請を進めていきます。長時間の面談が難しい場合は、複数回に分けたり、メールやLINEで少しずつやり取りしたりと、柔軟に対応いたしますので、ご安心ください。
デメリット3:必ずしも良い社労士に当たるとは限らない
残念ながら、障害年金業務に不慣れであったり、対応が不十分であったりする社労士がいるのも事実です。依頼したのに、かえって話がこじれてしまうリスクもゼロではありません。
【対策】 このリスクを避けるためには、「正しい社労士の選び方」を知っておくことが非常に重要です。選び方のポイントは「5. 信頼できる社労士の選び方」で詳しく解説します。
気になる費用の目安【料金体系の解説】
社労士に依頼する上で、最も気になるのが費用だと思います。料金体系は事務所によって異なりますが、一般的には以下のようになっています。
費用項目 |
金額の目安 |
説明 |
相談料 |
無料〜5,000円/1時間 |
初回相談は無料の事務所がほとんどです。 |
着手金 |
0円〜30,000円 |
契約時に支払う費用。最近は着手金無料の事務所も増えています。 |
成功報酬 |
①年金の2〜3ヶ月分 |
*年金が支給された場合にのみ発生する費用です。不支給の場合はいただきません。 |
実費 |
数千円程度 |
診断書の文書料や、役所で書類を取得する際の手数料など。 |
※成功報酬は、実際に受給が決まった時点で発生します。不支給なら、一切かかりません。
【ポイント】
成功報酬は、「年金を受け取れるようにしたこと」に対する対価です。年金が振り込まれた後に、その中からお支払いいただく形になるため、事前に大きなお金を用意する必要はありません。
信頼できる社労士の選び方【5つのチェックポイント】
「どこに頼んでも同じ」ではありません。あなたの大切な人生を左右する手続きを任せるパートナー選びは、慎重に行いましょう。無料相談の際に、以下の5つの点をチェックしてみてください。
- 障害年金を「専門」に扱っているか?
社労士の業務は多岐にわたります。企業の労務管理がメインの社労士もいれば、助成金申請が専門の社労士もいます。必ず、「障害年金申請の案件を豊富に扱っている」事務所を選びましょう。ウェブサイトの実績紹介などが参考になります。
- あなたの話を親身に聞いてくれるか?
流れ作業のように話を進めたり、専門用語ばかりで説明がわかりにくかったりする担当者は要注意です。あなたの辛さや不安に寄り添い、目線を合わせて丁寧に話を聞いてくれるかどうかは、最も重要なポイントです。
- デメリットやリスクについても、正直に説明してくれるか?
良いことばかりを並べて、契約を急がせるような事務所は信頼できません。「あなたの場合、こういうリスクも考えられます」と、正直にマイナス面も伝えてくれるかどうかは、誠実な対応をしてくれる社労士かどうかを見極める大きな要素の一つとなります。
- 費用体系が明確で、わかりやすいか?
「成功報酬はいくらで、追加費用は発生するのか?」といった費用に関する質問に、明確に、よどみなく回答してくれるかを確認しましょう。契約書の内容も、事前にしっかり確認させてくれるはずです。
- 安心してやり取りできそうか
障害年金の申請代行では、申請に必要な情報をヒアリングすることから始まります。その際、依頼者が安心してこれまでの経緯や日常生活について話ができるかどうかは受給に大きく関わってきます。
依頼者にとってはそれほど重要でないことも、申請には必要な情報だった、ということがあるからです。「安心して話ができる社労士かどうか」は、申請手続きを進め、受給可能性を上げる上でとても重要になってきます。
「なんとなく話しにくい」「不安なまま進んでしまいそう」と感じたら、複数の社労士事務所にお問い合わせしてみるのもいいでしょう。
よくあるご質問(Q&A)
- 無料相談だけでも大丈夫?
はい、もちろん大丈夫です!無理な勧誘は一切していません。 - 病院に「社労士に頼んだ」と言っていい?
はい、問題ありません。むしろスムーズになることが多いです。 - 働いていても障害年金はもらえますか?
はい。就労していても、制限があれば認定される可能性があります。まずはご相談を。
まとめ:一人で悩まず、まずは専門家にご相談ください
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
障害年金の申請は、あなたのこれからの人生を左右する、とても大切な手続きです。
同時に、障害年金の申請には多くの困難が伴います。その困難に一人で対処しようとすると、大きな負担になってしまいます。
私たちは、あなたが受給できるよう全力でサポートします。
一人で抱えずに、まずは当事務所の無料相談から、お気軽にご相談ください。